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MFJライセンスの種類と取得方法


MFJエンデューロ

エンデューロとは?

エンデューロは、全長数十qにも及ぶ自然の地形を生かしたダートコースを舞台に、ライダーの技術と体力と気力を競う種目です。参加するライダーの技量にあわせたコース設定やルール設定ができること、そしてオフロードタイプの一般市販車で気軽に参加できることから、幅広い年齢のライダーに親しまれています。
日本国内で開催されているエンデューロ競技会は、オンタイム方式と耐久方式,クロスカントリー方式などに大別されます。

MFJが競技規則として定めている、「オンタイムエンデューロ」とは、あらかじめ決められた時間、すなわち「オンタイム」でコースを走ることを目的とします。「オンタイム」でチェックを受けられなかったライダーにはタイムペナルティーが与えられます。コースの中に「テスト」と呼ばれるタイムアタック区間があり、この区間でスピードを競うことでリザルトに差が出ます。「テスト」にはスピードを重視するモトクロスに近いもの、難しいセクションを走破するトライアルに近いものなど様々あります。

2輪オフロード競技の要素を取り入れ、総合的な技量を試されることが、オンタイムエンデューロの特徴であり、魅力とも言えます。

競技会によっては、一般公道を利用することもあり、開催地の行政や地元の方々のご理解とご協力はこの競技に欠かすことができません。

↓詳しいルール解説はコチラ↓
JEC Promotion:JEC BLOG オンタイムエンデューロルール解説

レース車両

エンデューロに使用されるマシンは、一般公道走行可能な市販オフロードバイク、通称トレールバイクといわれるものが使用されることが多いです。理由は前述のとおり、一般公道を使用するレースも数多く存在し、そのようなレースでは道路交通法にのっとったナンバープレートや、ライト・ウインカーなどの保安部品がついたマシンでないと参加ができないためです。

とはいえ、エンデューロのために作られたエンデューロレーサーも存在します。共通して言えることは、モトクロス用の競技車両であるモトクロッサーに比べ、幅広いコンディションに対応できたり、長距離を想定したつくりになっているということです。

また、使用されるタイヤもモトクロスのものとは違っています。モトクロスタイヤよりブロックの山が低く、あらゆる路面状況において安定した性能を発揮できるオールラウンド性能の高いタイヤです。また、環境へのダメージも少ないため、自然と共存しながら楽しむエンデューロならではの専用タイヤを使用するライダーが増えてきています。

世界のエンデューロ

世界的には「I.S.D.E.(International Six Days Enduro)」がエンデューロの種目として最も格式が高く、有名なレースといえるでしょう。このレースもFIMオンタイム方式で開催されています。

その名の通り、6日間をかけて約1500kmものコースを走り抜ける非常に過酷なレースです。いくつかのルートが用意されており、それぞれのルートを1〜2日かけて走り切ります。1日あたり約300kmを走ることになります。毎年30以上の国から600人を超えるライダーが集まるこの大会は、エンデューロライダーならだれもが憧れる世界最高峰のレースなのです。各国の代表選手がチームとして参戦する「ワールドトロフィー」に日本代表も昨今出場しています。

FIM ISDE OFFICIAL SITEはこちら

個人戦としては、エンデューロ世界選手権(EnduroGP)が世界で最もレベルの高い選手権シリーズです。出場選手はヨーロッパのライダーの比率が圧倒的に多いですが、年々注目度が上がっていることから各国に広がっていくことでしょう。

全日本選手権と地方選手権

MFJでは、エンデューロGPやISDEの規則となっているFIMのエンデューロ規則に則り、オンタイム方式で国内競技規則を定めています。

MFJ全日本エンデューロ選手権シリーズでは、トップカテゴリーのIA,IBクラスから、NA,NB,W(ウィメンズ)まで、各ライダーの技量にあった細分化されたクラスが設定されており、コースや周回数などもクラスごとに別々に定められているため、だれでも気軽に参加できる趣向となっています。ほかの競技種目から転向してエンデューロレースを楽しむライダーも年々増えています。

全日本選手権の様子01
全日本選手権の様子02
全日本選手権の様子
さらに詳しい情報はこちら→

その他のエンデューロ

2009年よりMFJが支援しているエンデューロイベントに、「WERIDE三宅島エンデューロレース」があります。これは、レースをしながら三宅島の大自然を満喫しようというコンセプトで開催されており、毎年100名規模のイベントとなっています。

WERIDE 三宅島

また、MFJが公認・承認しているオンタイムエンデューロに留まらず、様々なエンデューロレースが開催されています。
コンセプトの異なる2つのクロスカントリー(耐久方式)エンデューロであるJNCC/WEXや、完走することすら難しいほどのコースで争われるCGCハードエンデューロ選手権などが有名です。

それぞれMFJの規定するオンタイムエンデューロとは違った魅力があります。自分に合ったエンデューロレースを選択しましょう。

JNCC

CGCハードエンデューロ選手権
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